2012年05月30日

YMCA地球市民育成プロジェクト

(特活)開発教育協会DEARから案内メールの転載紹介です。
夏休みに開催される開発教育実践プログラムです。ユース対象なので年齢制限はありますが、YMCA会員でなくても参加できるとのことです。いかがでしょうか?
ユースでない方は、「どんな活動をしているのか?」YMCAのHPをのぞいてみるのも面白いですよ。



YMCA地球市民育成プロジェクト

http://www.ymcajapan.org/topics/cat-contribution/2012.html

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本プロジェクトは、世界で起きている多様な課題への関心を高め、解決に向けて自由
な発想と想像力を用いて、国内外で変化を生み出すユースを育てることを目標にして
います。
年間カリキュラムで構成され、選考を経た研修生は、課題に対する文献や地域でのリ
サーチ及びレポート作成を行い、大学教員らによる助言指導のもと、一人ひとりの問
題意識を精査します。
夏期には1週間の研修に参加し、東北アジアのユース約30名と共に学び、コミュニ
ケーション能力を高め、様々なワークショップを通して、グローバル化する世界や地
域が抱える課題の理解を深めます。
プロジェクト修了者は「YMCA地球市民認証」を得、世界各地のYMCA、国際機関・
NGOでのインターンなどの門戸が拓かれています。
あなたもこのプロジェクトに参加して、地球市民をめざしませんか。


<募集内容>

【対象】
●本活動に関心がある日本に在住の18歳から30歳までのユース。
●アジア・世界の多様な文化・社会的背景を理解しようと努めるもの。
●夏期研修(8月29日~9月4日)に全日程参加可能で、英語でのコミュニケーション*
に積極的に取り組むもの。
●所属する大学/学校または勤務先、またはYMCAの推薦が得られるもの。
 *夏期研修は原則英語で進められます。(一部、日本語で理解を深める時間を設けて
います。)
 *英検2級程度またはTOEIC550点以上が望まれていますが、英語力に不安のある方
は、近隣YMCA語学スクールをご案内しますので、お気軽にご相談ください。

【募集人数】
50名程度
【受講費】
30,000円 
 *受講費には、年間を通してのレポート作成及びアクションプラン実行のための助
言指導、夏期研修宿泊食費、認証のための諸費用が含まれています。

 *YMCAユースファンドより、一人10万円程度の支援を受けています。

【申込締切】
2012年5月31日(木)申込書必着⇒6月中旬まで延期
http://www.ymcajapan.org/topics/cat-contribution/2012.html

【YMCA地球市民認証までの流れ】
1. 応募 所定の申込用紙・推薦書を郵送またはFAXで事務局までお送りください。
     注意)所属する大学/学校または勤務先、YMCAいずれかの推薦が必要となり
ます。
2. 選考
3. 事前研修(レポート提出)
4. 日本YMCA地球市民研修 8月29日(火)集合 ~9月4日(水)解散
アジア地域のYMCAからユース約30名も参加し、参加者によるレポートのプレゼンテー
ション、開発教育の手法を用いたワークショップ、フィールドワーク、アクションプ
ラン(行動計画)を予定。
5.アクションプランに沿った諸活動とレポート提出

★大学によっては、インターンシップカリキュラムなど、単位として認められる場合
があります。ご所属の学部・キャリアセンターにご確認の上、ご相談ください。
必要書類の作成など、柔軟に対応いたします。


<お問い合わせ先>
公益財団法人 日本YMCA同盟
〒160-0003 東京都新宿区本塩町7番
電話番号 03-5367-6640(代表)
FAX番号 03-5367-6641
http://www.ymcajapan.org/
  


Posted byワクらぼat 22:49 Comments(0) 情報

2012年05月28日

レッドカップキャンペーン

以前ブログでハンガーマップのことをご紹介しました。
現在地球上で9億人以上の人が飢えに苦しみ、開発途上国の子どもの死亡原因の3分の1が栄養失調であることはとても大きな問題だと思います。
子どもたちが健やかに成長することを願って世界では様々な取り組みが行われています。WFP(国連世界食糧計画)では、栄養が十分に取れない子供たちに学校給食を提供する学校給食プログラムに取り組んでいます。そして今レッドカップキャンペーンが展開されています。


2011年、レッドカップキャンペーンが始まります。
今、世界には飢餓で多くの幼い命が失われていること、
食べるために働いて学校に行けない子どもたちがまだまだいること、
この状況を多くの人に伝え、一人でも多くの子どもたちに
学校給食を届けるためのキャンペーンです。
目印は、WFPが給食を入れる容器として使っている、赤いカップ。
赤いカップは、子どもたちの未来への希望のシンボル。
皆さんの力で、給食が届く、世界がより良くなっていく、それがレッドカップキャンペーンの願いです。(認定NPO法人国連WFP協会HPより抜粋)

私たち日本人にとって給食はとてもなじみ深いものですよね。その給食だけが、1日1回のきちんとした食事となっている子供たちもいるのです。学校に通うことは学ぶことであり、学校は教育を受ける場ですが、その場所で配られる給食のおかげで命をつないでいる子供もいるということを知っていただけたらと思います。もしレッドカップキャンペーンのシンボル、赤いカップを見たら、そんなことをちょっと思い出していただけたら…と願っていますemoji52
  


Posted byワクらぼat 19:38 Comments(0) 情報

2012年05月24日

開発教育を考える⑬

ベース オブ ピラミッド=Base of the pyramid(BOP)
所得別に人口を積み上げると、下から低所得者層、中間層、富裕層とちょうどピラミッドのように積みあがることから、この低所得者層を指してBOP(ベース オブ ピラミッド)と呼びます。国際金融公社(IFC)と世界資源研究所(WRI)は2007年に、年間所得が3000US$未満をBOPと定義しました。この定義でいくと、BOP層の人口は約40億になります。購買力から考えた市場規模は約5兆ドルで日本1国にも相当します。それだけ経済的にも見込みのある市場、ということでBOPビジネスが脚光を浴びているのです。
世界的に有名なBOPビジネスの取り組みはユニリーバのBOPアプローチです。


プロジェクト・シャクティ(インドなど)
インドでは、衛生的な生活習慣や環境がないために、多くの子どもたちが下痢や肺炎にかかって命を失っています。石鹸を使った手洗いは、子どもたちの命を守る簡単で効果的な方法のひとつです。しかし、インドの農村部には1日2ドル以下の収入で暮らしている方が多く、都市部と同じ価格の石鹸は買っていただくことができません。また、店舗がないため、石鹸を売る手段もありませんでした。
そこで、ユニリーバでは、石鹸を「サシェ」と呼ばれる小分けパックにすることで、単価を1ルピー(約2.5円)と、お求めやすい価格にしました。そして、農村部の女性たちに会計などの知識やスキルを身につけて個人事業主になっていただき、サシェ製品を訪問販売していただいています。2010年までに4万5,000人以上の女性が個人事業主になり、10万の村で300万世帯にユニリーバの製品を届けています。現在、バングラデシュ、スリランカ、ベトナムにも取り組みを広げ、2015年までに女性人事業主を7万5,000人に増やすことをめざしています。
このプロジェクトは、石鹸の普及によるコミュニティの衛生状態の改善、女性たちの経済的・精神的自立、ユニリーバのビジネスの成長という3つの目的を同時に満たした、BOP(ベース・オブ・ピラミッド)ビジネスの先進的な事例として、国際的にも高い評価を受けています。(ユニリーバ・ジャパンのHPより抜粋)

BOPビジネスが是か非か、判断は難しいところだと思います。ただ、BOPビジネスの場合、企業だけでなく開発援助機関やNGO団体などが提携して事業にあたることが多いようです。今まで、貧困ゆえに経済活動の枠組みの外側に取り残されていた人々が、職を得、またものを買うことができるようになるということは、貧困から生まれる格差を解消するための1つの手段となりうるのではないかと考えます。フェアトレードが開発途上国から世界に向けての経済活動の発信だとすれば、BOPビジネスは先進国や先進企業から開発途上国への働きかけといえるのかも知れません。ただ、こうした流れによって低所得者層といわれる人たちが、さらに搾取されることのないよう願っています。

BOPについては日本ではまだまだ周知不足、勉強不足の感があります。開発教育の分野でも、BOPという言葉を手掛かりに格差について考えていけたらいいなと思っています。キーワードから世界を考える、という取り組みもまた1つの国際理解だと思いますemoji52
  


Posted byワクらぼat 19:59 Comments(0) 開発教育を考える

2012年05月22日

静岡市民文化祭

静岡市民文化祭が5月から6月初めにかけて開催されていることを知っていますか?

◎ 市民文化祭とは・・・
 「広く市民に創作発表および鑑賞の機会を提供することにより、芸術文化を一般に普及し、市民文化の向上をはかる」ことを目的として、静岡市文化協会が静岡市から委託を受けて開催しています。
 ”5月に始まる市民文化祭”として市民の間にも定着し多くの方々が待ち望んでいます。 (静岡市文化振興課HPより)

今年で10回目 5月9日から6月10日まで、静岡市民文化会館やAOI、紅葉山庭園茶室などいろいろな場所で、演劇、コンサート、茶会など様々な催しが行われています。市民文化祭参加事業とは知らずにお出かけになった方も多いのではないでしょうか?
これから先もまだいくつかの催しがあります。興味のあるものが見つかったら、ちょっと出かけてみるのにはよい季節かもしれませんねemoji52


その市民文化祭のイベントの1つとして、演劇をご紹介します。
劇団RINの公演です。沖縄本土復帰40周年に寄せて、戦争と沖縄の問題をもう一度見つめ直す、というテーマの作品です。
  ◆ 日 程 / 2012年5月27日(日)
  ◆ タイトル/ もう一つのてぃーだ『アイシテル』
  ◆ 会 場 / 静岡市民文化会館 中ホール
  ◆ 時 間 / 16時30分~  (開場は開演の30分前になります)
  ◆ 料 金 / 一般前売 1,500円 ・ 前売高校生以下 1,000円
          一般当日 1,800円 ・ 当日高校生以下 1,,200円
  ◆ 取 扱 / TSUTAYAすみや本店
  


Posted byワクらぼat 20:15 Comments(2) 情報

2012年05月19日

フェアトレードを学ぼう!

‘わいわい’シリーズ第2弾、
     “わいわいスタディ” のご紹介です。
今回のテーマは・・・
 『フェアトレードについて学ぼう!』

  日 時:6月12日(火) 18:30~20:00
  場 所:フェアトレードショップ Teebom(テーボム)
(葵区駿府町1-50  セノバから水落交番方向、北街道沿い徒歩8分)
  会 費:800円(お楽しみのお土産付き)
  募 集: 10名(定員になり次第締め切ります)
  主 催:ワークショップ らぼ・しずおか
  お申込:waku_labo@yahoo.co.jp


          フェアトレードってどんなもの?
         どんな仕組みで成り立っているの?
          どんな人たちが作っているの?
      お買い物をすることで世界とどうつながるの?
テーボムさんは、紅茶やコーヒー、かわいい小物からアクセサリーまでいろいろなフェアトレード商品を扱っています。店主の今井さんはJICAでの活動経験があり、スリランカをはじめ多くの国で海外生活を送って来られました。現在はフェアトレードのオリジナル商品も手掛け、生産者の方とも直接つながりがあります。今回、その今井さんから現場の生の声をうかがい、フェアトレードについて考えます。
フェアトレードという言葉は知っているけれど、日頃はあんまり深く考えたことがない・・・という方も多いのではないでしょうか? この機会に ワクらぼ と一緒に、ほんのちょっぴりお買いもの(貿易)から世界のことを考えてみませんか?


*‘わいわい’シリーズについて…
       「何かテーマを決めて‘わいわい’と集まり、気軽に交流しよう!」、が合言葉。
        ワークショップや講座ほど堅苦しいものではありません。
       わいわい楽しい交流です。
        5月13日(日)‘わいわいキッチン’タイ料理編 実施
           タイレストラン【ナム・タイ】にて
  


Posted byワクらぼat 19:22 Comments(0) わいわいシリーズ

2012年05月15日

満腹!‘わいわいキッチン’

ワクらぼ第1回ミニ交流会 ‘わいわいキッチン’タイ料理編が満腹のうちに終了いたしました。
ご参加いただきました皆様、ごちそう様でした!
‘わいわいキッチン’は、「食を楽しみながら、その国の文化を学ぼう」がコンセプト。
第1回のタイ料理編は、タイの屋台料理を食べながら、タイのお国柄やタイの人たちの暮らしをちょっとのぞいてみよう、というものです。
タイで暮らした経験のあるワクらぼ スタッフの、タイの文化や生活の話にみんな興味津津!あっという間の2時間でした。

場所は、タイレストラン「ナム・タイ」(葵区両替町)、しかもメニューはお店には出ない、店主永結(ナム)さん自慢の郷土料理。珍しくておいしいものばかり。楽しく、美味しい交流となりました。

       

6月12日には   ‘わいわいスタディ’フェアトレードを学ぼう 
を開催します。(詳細は近日ブログアップの予定です!)
フェアトレードショップ「テーボム」(葵区駿府町)で、実際のフェアトレード商品を見ていただきながら、フェアトレードのことを学びます。こちらにもぜひお越しください。きっと新しい何かに出会えますよemoji52
  


Posted byワクらぼat 23:34 Comments(0) わいわいシリーズ

2012年05月11日

素敵な動画!FairTrade

フェアトレードのブランドにPeople Tree があります。フェアトレードの世界ではかなり有名です。衣料品から日用雑貨、食料品まで幅広く取り扱っています。
そのPeople Treeのスタッフが案内したものづくり現場体験ツアーの様子を、今動画サイト
『ともに歩む:ピープル・ツリーのものづくり』で見ることができます。ツアーでは現場見学や生産者とのワークショップなどが行われたそうです。ツアーに参加した方の生の声を聞くことができますよ。ぜひご覧ください。


また、5月23日(水)にはグランシップで、
『考えよう!私たちの未来 行動しよう!より良い消費生活のために』というタイトルでシンポジウムが開かれます。People Treeのスタッフが‘社会貢献’をテーマにパネラーとして参加します。参加は無料ですので、ご興味のある方はぜひグランシップにお出かけくださいemoji52
  


Posted byワクらぼat 20:18 Comments(0) 情報

2012年05月10日

世界フェアトレード・デー

5月12日(土)は「世界フェアトレード・デー」、そして5月は「フェアトレード月間」として、世界各国でイベントやキャンペーンが開催されます。この機会に、フェアトレードについてちょっと考えてみませんか?

「世界フェアトレード・デー」に遅れること1ヶ月、ワクらぼでは来月6月にフェアトレードを学ぶミニ交流会を開くことになりました! ブログでもご紹介した、北街道にあるフェアトレードショップ“テーボム”さんでの開催です。詳しい内容のご紹介はもう少しお待ちください。ご期待あれ!!


世界フェアトレード・デーとは?
WFTO(世界フェアトレード機関:World Fair Trade Organization、旧称「IFAT」)に加盟する、世界75ヶ国・約450団体のフェアトレード組織と生産者組織が一斉にフェアトレードをアピールする日。毎年5月の第2土曜日に、各国でイベントやキャンペーンを同時開催します。
1995年にヨーロッパのフェアトレード・ショップの連合が運動を開始し、日本では1999年にグローバル・ヴィレッジ/フェアトレードカンパニーが日本国内のフェアトレード・ショップに呼びかけて約100軒が参加しました。2002年には、欧米や日本などのバイヤー組織と、アジアやアフリカ、南米の生産者組織が同時に参加する初の世界フェアトレード・デーが実現。世界一斉実施は、2012年で11回目となります。(世界フェアトレードデー2012 ウェブサイトより引用)
  


Posted byワクらぼat 22:34 Comments(0) わいわいシリーズ

2012年05月07日

募集・タイ料理を食べよう!

5月13日の日曜日、午後3時から
‘わいわいキッチン’と題してタイの屋台料理を食べて、タイの文化を舌で味わい、タイのミニ情報をご紹介する交流会を開きます。
場所は、両替町にあるタイレストラン・ナムタイさんです。
まだ、数人お受けできます。費用は1人1200円。
サラダ・軽食・甘い物に1ドリンクが付きます。
ナムタイさんにお願いして、メニューにはないお料理を出していただきます。この機会を逃すと、静岡ではなかなか食べるチャンスがありませんよ!

店内はタイの雰囲気満載、お店の名前は聞いたことあるけれど…という方もぜひどうぞ!
詳しくは、当ブログ‘わいわいキッチン’をご覧ください。
9日水曜日まで受け付けています。先着順なので、どうかご了承をemoji52
  


Posted byワクらぼat 20:04 Comments(2) わいわいシリーズ

2012年05月05日

子どもの権利条約

5月5日は子どもの日。日本では15歳未満の子どもの数が31年連続で減少しているとの総務省の発表がありました。日本の人口に占める子どもの割合は、世界のそれと比べると2分の1、逆にお年寄りの割合は2倍になっています。少子高齢化が進んでいるということですね。

子どもの日を迎え、5日付の静岡新聞の社説に「子どもの権利条約」のことが述べられています。「子どもの権利条約」については、以前ワクらぼのブログでも取り上げましたのでお読みいただいているかも… 
まだの方はこちらから→http://workshoplabshizuoka.eshizuoka.jp/e844832.html 
 

 『 子どもの権利条約は18歳未満の子どもの基本的人権を国際的に保障する条約。
   89年の第44回国連総会で採択され、90年に発効した。
    健康に生まれ、十分な栄養を得て元気に成長する「生きる」、差別、虐待などから
   「守られる」、教育などを受ける「育つ」、自由に意見を言ったり、グループで活動
   したりできる「参加する」各権利を定めている。この中には国籍を持つ権利も盛り
   込まれた。』(静岡新聞・5月5日付朝刊3面社説より引用)

経済的に貧しく十分な栄養をとれず、また学校に通うことのできない世界の子どもたちには是非ともこの権利が行使できる日を望みます。
日本でも‘子どもの権利’はしっかりと守られるべきです。虐待を受けたり、震災の影響で不自由な暮らしを強いられている子どもたちがまだまだいることを考えていかなければならないと、そんなことを思った子どもの日でしたemoji52

  


Posted byワクらぼat 23:10 Comments(0) 開発教育を考える