2013年06月03日
上映会参加後記『モンサントの不自然な食べ物』
『モンサントの不自然な食べ物』というドキュメンタリー映画を観ました。
上映してくれたのは、富士山麓有機農業推進協議会(http://fujisan-yuuki.com/)。
モンサントはアメリカに本社を置くバイオ化学の多国籍企業。世界の遺伝子組み換え市場の90%を占めるグローバル企業です。これは、その巨大企業の裏側を、多くの人の証言や文書から丁寧に追いかけた長編ドキュメンタリーです。
監督はフランス人女性、マリー=モニク・ロバン。2008年製作。
詳しくはこちらをご覧ください→http://www.uplink.co.jp/movie/2012/711
このドキュメンタリーは私たちに多くを問いかけます。多国籍企業の実態、遺伝子組み換えの現状、食の安全性、農業の未来… 重いテーマの作品です。考えさせられることは多く、しかもすぐに答えの出るものではありません。また一人ひとりの個人の力ではどうにもならない現実がそこにはあります。
食の問題には、富める国・経済的に貧しい国の格差が如実に表れます。農業を暮らしの糧としている経済的に貧しい国の人々にとって、収穫量の増減は直接自分たちの生活に結びつく切実な問題です。富める国の巨大な権力はそんな彼らの足元を見て、自分たちの利益追求の手を休めません。このようなことは世界のいたるところで起こっているはずです。そして富める国はますますその力を強め、経済的に貧しい国はその状況からなかなか抜け出すことができないのです。
私たちはそれらの事実を知らなければなりません。まず「知る」ことから始めましょう。
受け取り方や考え方は人によって様々でしょう。でも知ることによって、私たちは「同じ問題やテーマを考えるという時間」を共有できると思うのです。感じ、考える時間を共有すること(感じ、考えることがおのおの違っても)は現代を生きる私たちにとって、とても大切なことだと考えます。
『モンサントの不自然な食べ物』はそんなことを考えさせてくれる映画となりました。
食をテーマにしたドキュメンタリー映画『よみがえりのレシピ』が、6月下旬から静岡市のシネ・ギャラリーでロードショーされます。こちらは在来作物を守る人々の物語です。
ワクらぼでもご紹介させていただきました。
たくさんの方に観ていただきたいと思います。お時間のある方、ぜひお出かけください!
上映してくれたのは、富士山麓有機農業推進協議会(http://fujisan-yuuki.com/)。
モンサントはアメリカに本社を置くバイオ化学の多国籍企業。世界の遺伝子組み換え市場の90%を占めるグローバル企業です。これは、その巨大企業の裏側を、多くの人の証言や文書から丁寧に追いかけた長編ドキュメンタリーです。
監督はフランス人女性、マリー=モニク・ロバン。2008年製作。
詳しくはこちらをご覧ください→http://www.uplink.co.jp/movie/2012/711
このドキュメンタリーは私たちに多くを問いかけます。多国籍企業の実態、遺伝子組み換えの現状、食の安全性、農業の未来… 重いテーマの作品です。考えさせられることは多く、しかもすぐに答えの出るものではありません。また一人ひとりの個人の力ではどうにもならない現実がそこにはあります。
食の問題には、富める国・経済的に貧しい国の格差が如実に表れます。農業を暮らしの糧としている経済的に貧しい国の人々にとって、収穫量の増減は直接自分たちの生活に結びつく切実な問題です。富める国の巨大な権力はそんな彼らの足元を見て、自分たちの利益追求の手を休めません。このようなことは世界のいたるところで起こっているはずです。そして富める国はますますその力を強め、経済的に貧しい国はその状況からなかなか抜け出すことができないのです。
私たちはそれらの事実を知らなければなりません。まず「知る」ことから始めましょう。
受け取り方や考え方は人によって様々でしょう。でも知ることによって、私たちは「同じ問題やテーマを考えるという時間」を共有できると思うのです。感じ、考える時間を共有すること(感じ、考えることがおのおの違っても)は現代を生きる私たちにとって、とても大切なことだと考えます。
『モンサントの不自然な食べ物』はそんなことを考えさせてくれる映画となりました。
食をテーマにしたドキュメンタリー映画『よみがえりのレシピ』が、6月下旬から静岡市のシネ・ギャラリーでロードショーされます。こちらは在来作物を守る人々の物語です。
ワクらぼでもご紹介させていただきました。
たくさんの方に観ていただきたいと思います。お時間のある方、ぜひお出かけください!

Posted byワクらぼat23:27
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