2012年03月04日
開発教育を考える⑧
開発教育とは、世界で起こっている貧困・飢餓・紛争・環境破壊・人権侵害などの問題を取り上げ、その現状を知り、自分の置かれている立場で何ができるのかをみなで考え、行動を起こすきっかけとなる学びの場を作る活動です。
開発教育の統計的指標は国連から出される様々な白書をもとに提供されることがあります。
たとえば、世界各国の子どもたちがどんな状況にあるのかを知るにはユニセフ(国連児童基金)が1980年から刊行している『世界子供白書』が参考になります。この白書には世界の貧困国や途上国の子ども、幼児の栄養や教育の状態が数字で統計的にまとめられています。また毎年テーマを決めて、そのテーマに関する詳細な現状分析や活動方針などを論じています。2011年のテーマは『青少年期<10代>可能性に満ちた世代(Adolescence An Age Of Opportunity)』でした。読み応えのある白書に仕上がっています。
白書に収められた数字がすべて確実なものかどうかの判断は難しいところです。なぜなら、貧困国の中には国が国家として機能せず、統計を取ることさえ困難なところもあるからです。また多くの国には数字だけではとらえきれない様々な問題が隠されています。ただ、開発教育を学ぶとき、具体的な数字を示されることでその問題がぐっと身近に感じられることも事実です。その意味で、国連をはじめ国や実績のあるNGOなどが発表している資料を活用することはとても大切なことだと考えます。
ワクらぼでは、出来るだけ具体的にわかりやすく、そしてなるべく正確な情報を提供し、世界の現状をお伝えしていけるように努力していきたいと考えております
開発教育の統計的指標は国連から出される様々な白書をもとに提供されることがあります。

白書に収められた数字がすべて確実なものかどうかの判断は難しいところです。なぜなら、貧困国の中には国が国家として機能せず、統計を取ることさえ困難なところもあるからです。また多くの国には数字だけではとらえきれない様々な問題が隠されています。ただ、開発教育を学ぶとき、具体的な数字を示されることでその問題がぐっと身近に感じられることも事実です。その意味で、国連をはじめ国や実績のあるNGOなどが発表している資料を活用することはとても大切なことだと考えます。
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