2013年02月04日

参加報告・カレーズの会

参加報告・カレーズの会アフガニスタンで「医療」と「教育」の復興支援活動を続ける『カレーズの会』
静岡市に事務局を置くNGOです。理事長はレシャード・カレッドさん。

 アフガニスタンは、
乳児死亡率 出生1000あたり103人
5歳未満児死亡率 出生1000あたり149人
(世界銀行ミレニアム開発目標指標2011参照)
平均寿命は男女総合48歳という、生きていくのが厳しい国です。
一方で、初等教育修了率が34%と低いことも改善されなければなりません。
カレーズの会は2002年4月に発足し、 同年6月にアフガニスタン政府からNGOとして登録を取得。同じ6月からからアフガニスタン南部のカンダハール市で診療所を運営しています。 (~カレーズの会HPより~)
 HPはこちらから → http://www.karez.org/

参加報告・カレーズの会昨日3日、レシャード理事長の現地視察報告会が開かれました。
昨日の報告会で伝えられたことをいくつかご紹介します。


参加報告・カレーズの会アフガニスタンは政治情勢の悪化とともに、人々の衛生状態も悪化し、結核が増えているそうです。それもなかなか薬の効かない耐性菌結核が多いとのこと。清潔にすること、栄養バランスを考えた食事をすること、トイレを使うこと、安全な水(煮沸処理など)を使うことなどの衛生教育の充実が求められているそうです。カレーズの会でも子どもや女性を対象に衛生教育に力を入れて活動しているそうです。
政治情勢の悪化は国内における貧富の差を拡大させ、貧困層への支援がますます必要になっているようです。子どもたちは十分な教育を受ける機会をなかなか得ることができません。カレーズの会でも学校建設に力を入れているそうですが、絶対数として先生の数が足りない、学校の建物にトイレ施設が足りない、学校の備品が足りないなど様々な課題に今も直面しているとのこと。学校建設に当たっては、トイレは別棟でなければならないという決まりがあり、周りを布で囲ったテントのようなトイレを使用しなければならないこともあるそうです。カレーズの会が運営している学校は男女共学で男女が同じ教室で学んでいるそうですが、これはアフガニスタンにあっては特別なことだそうです。まだまだ女性(女の子)が自由に学べる環境にはなく、学びたくても学校に行けない女の子がたくさんいるようです。宗教や文化の壁はなかなか乗り越えられるものではありませんが、誰もが共に学び、衛生的に安心して暮らせるように…その思いから活動がつづいているのだと感じました。
厳しい現実を現地の生の写真とともに突きつけられたような気がします。私たちに何ができるのか?考えながら話をうかがいました。日本からは遠い国の現実、でも同じ地球の上で今も起こっている現実であることを忘れてはならないのですねemoji52




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Posted byワクらぼat20:27 Comments(0) 情報
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