2012年01月09日

HUG後記①

HUG後記①昨年12月15日 静岡市番町市民活動センターにてHUG(避難所運営ゲーム)のワークショップを開催!参加者25名、静岡市市政出前講座として駿河区総務・防災課の職員の方に講師(ファシリテーター)を依頼し、盛況のうちに終了いたしました。
ご参加いただきました皆様、講師の市職員の方々、共催としてご協力いただきました静岡市番町市民活動センターに心より感謝申し上げます。

HUGは大災害が起き、学校や公民館などが避難所となったときそこをどのように運営していけばよいのかを、グループごとに考えるゲーム形式のワークショップです。
体育館を含めた学校の平面図が模造紙で用意され、1教室A4用紙1枚が教室の数だけ配られます。1から番号のつけられた名刺の半分くらいのカードが用意され、そのカードが避難してくる地域住民1人1人を表します。「No.1××地区の△△さん・男性・75歳・心臓に持病あり」のようなことがカードに書かれています。家族が4人の場合はNo.1からNo.4までカードは4枚ということになります。そのカードを避難所のどこかに配置しなければなりません。つまり△△一家に避難所の場所を割り当てなければならないのです。いろんな地区からいろんな事情の方が避難してきます。ペットを連れていたり、車いすだったり、けがをしていたり…迅速に、的確に、避難場所を割り当てるのはゲームであっても大変なことです。
家族情報の合間に《要請》や《情報》のカードが混じっています。「避難者の名簿を作成してください」とか「6時間後に毛布が200枚届けられます。置き場所を確保してください」というような。それらのカードに対しては対処方法をグループで話し合いどうするかを決めます。
カードはどんどん読み上げられ、避難者は続々と増えます。要請や情報も後から後から入ってきて、ゲームの現場は大混乱です。避難所の様子をゲームで疑似体験しているのですね。このゲームに‘答え’はありません。1人1人がどんなふうに考え、行動するのか、災害が起こった時にどうすればよいのか、それを考えるのがこのゲームの目的です。

日頃から災害に対しての心構えを学び、被害を少しでも小さくするよう努力することが大切なのだということを強く思ったワークショップでした。参加者の思いはその点で共有されたのではないかと考えていますemoji52



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