2013年07月07日

『よみがえりのレシピ』鑑賞記


「よみがえりのレシピ」
以前、ワクらぼのブログでご紹介させていただきました。


山形で、在来作物の種を守り、未来に伝えていこうとしている人々の物語が、ドキュメンタリーで綴られています。穏やかで、それでいて力強い作品です。
お腹が空いているときに見ると、確実に美味しいものを食べたくなる作品でもあります。

食は文化であり、文化は市井の人々によって伝えられていくものだということを強く感じました。山形での物語は、きっと静岡にも存在する物語なのでしょう。静岡で暮らす私たちは静岡での食文化を未来に伝えていかなければなりません。静岡ではどんな物語が生まれているのでしょうか?

食の問題は私たちの命に直結します。これは良くて、あれは悪い、と一言で片づけられるものではありません。昔ながらの食べ物にはその良さがあり、一方、島国日本で生きる現代の私たちが、日本国内のものだけで自給自足することが難しいのも事実です。
飽食の時代を生きる私たちと同じ時間を、飢えに苦しみながら生きている人たちもいます。

食の問題を通して、自分の暮らす地域をみつめ直すことはとても意義のあることだと思います。視点を変えて、世界をみつめることもまたとても大切なことではないでしょうか?

「よみがえりのレシピ」は期間が延長され、7月12日の金曜日まで、静岡シネ・ギャラリーで10:45からの上映が行われています。お時間のある方、ぜひお出かけください!emoji52
  


Posted byワクらぼat 20:04 Comments(0) ひとりごと