2012年10月20日

『世界手洗いの日』の出来事

    
10月15日アイセル21で高島和音さんによる活動報告会が開催されました。ドミニカ共和国、東ティモール、ハイチなどで医療支援活動を続けてこられた高島さんの生の声と彼女が撮影した写真の数々は、支援活動の必要性と、支援活動を続けられている人々の努力が直接伝わってくるものでした。日本では考えられない状況を生きる人々の暮らしがそこにはあります。

厳しい現実の中、明るくたくましく日常を送るドミニカや東ティモールの人々。
大地震でめちゃめちゃになったハイチの街並み。懸命に支援するNGOや国連スタッフ。課題や様々な問題も含めて、報道では伝わらない世界の姿を教えてもらった気がしました。

偶然にも、10月15日は『世界手洗いの日』です。高島さんの活動の中心が保健衛生であったとうかがい、改めてトイレや清潔な水のことを考えさせられました。

『世界手洗いの日』がどんな目的で作られたかというと…

世界で、5歳の誕生日を迎えずに、命を終える子どもたちは年間760万人。その原因の多くは、予防可能な病気です。
私たちの生活には、当たり前にある水やトイレ、そして食事・・・ それらが不足しているために、不衛生な環境や生活習慣を強いられ、下痢や肺炎にかかって命を失う子どもたちが220万人もいます。
もし、せっけんを使って、正しく手を洗うことができたら。 年間100万人もの子どもの命が守られ、また、下痢によって学校を休まなければいけない子どもたちが大幅に減ります。
自分の体を病気から守る、最もシンプルな方法のひとつが、せっけんを使った手洗いです。
正しい手洗いを広めるため、国際衛生年であった2008年に、毎年10月15日が「世界手洗いの日」(Global Handwashing Day)と定められました。 (~日本ユニセフ協会HPより~)

開発途上国では、不衛生な生活環境から下痢や肺炎にかかって命を落とす子どもたちがまだたくさんいます。「手を洗う」という簡単な行為が子どもたちの命を守る手立ての1つになるのであれば、声を上げて広く訴えていきたいと思いますemoji52  


Posted byワクらぼat 20:16 Comments(1) 開発教育を考える