2012年04月08日
開発教育を考える⑪
読み書きができない、とはどういう状態なのか?識字率がほぼ100%の日本では考えられない現実です。
読み書きができないと、安定した職業に就けません。職業が安定しないと収入が少なくなります。収入が僅かだと子どもまで家の手伝いや労働をしなければなりません。そんな状況では子どもを学校に通わせることはできません。学校に行けないということは教育を受けられないということですから、子どもたちは読み書きができません。読み書きを学ばずに大人になってしまいますから、仕事は限られます。安定した職業には就けません。職業が安定しないと収入が少なくなります。収入が僅かだと・・・というようにずっと貧しいまま、そこから抜け出せなくなります。これを‘貧困のサイクル’と呼びます。
読み書きや計算ができないということは、自分の名前も書けないということです。仕事のマニュアルが読めません。仕事の書類が書けません。雇用契約を結ぶにしても契約書面に書いてあることがわかりませんから、自分がどんな条件で働くことになるかがわかりません。一生懸命働いても手にした賃金が正当なものであるのかの判断ができません。とても深刻な問題です。最低限の読み書きと簡単な計算ができれば、劣悪な条件での雇用を受け入れる必要が減り、また肉体労働以外にも働くすべが生まれます。だから、子どもたちは学校に通い、読み書きと簡単な計算を学ぶ必要があるのです。生まれた場所によって、学校に通い学ぶ権利に格差ができてはならないはずです。でも世界には、貧困のサイクルから抜け出せず、学校に通うことができずに働いている子供たちがまだたくさんいます。
どうしたら一人でも多くの子供たちが学校に通い、文字や計算を学び、自分の未来を自分で考える(決める)ことができるようになるのかを考えていくべきだと思います。開発教育はそういう現実を多くの人たちに伝えていく学びの場です。
この‘貧困のサイクル’のことは、日本ユネスコ協会連盟のHP『世界寺子屋運動』にわかりやすく掲載されています。http://www.unesco.or.jp/terakoya/ ぜひ、ご覧ください
読み書きができないと、安定した職業に就けません。職業が安定しないと収入が少なくなります。収入が僅かだと子どもまで家の手伝いや労働をしなければなりません。そんな状況では子どもを学校に通わせることはできません。学校に行けないということは教育を受けられないということですから、子どもたちは読み書きができません。読み書きを学ばずに大人になってしまいますから、仕事は限られます。安定した職業には就けません。職業が安定しないと収入が少なくなります。収入が僅かだと・・・というようにずっと貧しいまま、そこから抜け出せなくなります。これを‘貧困のサイクル’と呼びます。
読み書きや計算ができないということは、自分の名前も書けないということです。仕事のマニュアルが読めません。仕事の書類が書けません。雇用契約を結ぶにしても契約書面に書いてあることがわかりませんから、自分がどんな条件で働くことになるかがわかりません。一生懸命働いても手にした賃金が正当なものであるのかの判断ができません。とても深刻な問題です。最低限の読み書きと簡単な計算ができれば、劣悪な条件での雇用を受け入れる必要が減り、また肉体労働以外にも働くすべが生まれます。だから、子どもたちは学校に通い、読み書きと簡単な計算を学ぶ必要があるのです。生まれた場所によって、学校に通い学ぶ権利に格差ができてはならないはずです。でも世界には、貧困のサイクルから抜け出せず、学校に通うことができずに働いている子供たちがまだたくさんいます。
どうしたら一人でも多くの子供たちが学校に通い、文字や計算を学び、自分の未来を自分で考える(決める)ことができるようになるのかを考えていくべきだと思います。開発教育はそういう現実を多くの人たちに伝えていく学びの場です。
この‘貧困のサイクル’のことは、日本ユネスコ協会連盟のHP『世界寺子屋運動』にわかりやすく掲載されています。http://www.unesco.or.jp/terakoya/ ぜひ、ご覧ください
