2012年11月11日
紹介・国際理解の入門書

岩波ジュニア新書から国際理解の入門書をご紹介します。
『世界の国 1位と最下位
国際情勢の基礎を知ろう 』
著者は 眞 淳平氏(2010年第1版発行)
岩波ジュニア新書は(何度かご紹介させていただきましたが)、名前の通りジュニア(中学・高校生)対象の新書です。新書として様々な分野をテーマに出版されています。ジュニア対象ですが、専門分野の入門書としては、大人も十分に参考になる書籍だと思います。
今回ご紹介する『世界の国 1位と最下位』は、「世界で最も人口が少ない国は?最も多い国は?」「最も面積の大きい国は?小さい国は?」など、私たちの身近な問題から始まって、食糧自給率や軍事力、貧困率や進学率まで「人口」「経済・政治」「社会」とテーマを3つに分けて解説してくれます。言葉の定義や解説もわかりやすく示してくれているので、今までなんとなくわかっていたことを、きちんと理解するのにとても参考になりますよ。
副題にもあるように「国際情勢の基礎」を知る導入書として優れた本だと思います。
実は開発教育では、この本で述べられているようなことを、ワークショップや講座、キャンペーンなどを通して‘格差’という視点から皆さんにお伝えしているのです。
「国際情勢」なんて言葉を使うとなんだか難しそうですが、世界のことを知ってみようと軽い気持ちで手にとっても十分楽しめる本です。
一度本屋さんや図書館で探してみてくださいね
